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デザイン資源のデジタルアーカイブ

  • 染付花と蝶図(牡丹と芭蕉)向高形小便器

所蔵分類名称(登録名)

染付花と蝶図(牡丹と芭蕉)向高形小便器

Underglaze Blue Urinal with Floral and Butterfly Motifs

カテゴリー
  • #Product
制作年(初号)

19世紀後期

製作者

加藤紋右衛門(六代)

製造元

「池紋」こと紋右衛門窯

サイズ

径322×H643mm

素材・技法

磁器製。花芯や枯れてゆく葉の先、根の部分を黄色や茶色の釉下彩で描き、葉脈は墨弾きによる白抜きが強く浮き出るようにしている。

意匠登録番号

不明

肖像権・パブリシティ権保持者

該当なし

著作権登録番号

不明

関連リンク
所蔵についての問い合わせ先

(収蔵)INAXライブミュージアム

アール・ヌーヴォー風のデザインで絵付けた染付古便器

詳細説明

染付磁器を生産する「池紋」こと紋右衛門窯(加藤紋右衛門)は、江戸時代から続く瀬戸(愛知県)を代表する窯元として、国内外で高い評価を得ていました。特に、六代紋右衛門は、精緻で優美な花鳥画を題材にした磁器製の花瓶や食器などをつくって盛んに輸出したほか、パリ万博や内国勧業博覧会など国内外の博覧会に出品して受賞を重ねました。また、研究開発にも積極的で、磁器土では技術的に難しい大型の製品づくりを行い、食器から装飾品まで多種多様な新しいやきもの製品を手がけました。
側面に染付で「還情園池紋製(かんじょうえんいけもんせい)」の銘を入れた磁器製便器は1897年前後から生産を始め、花瓶や食器と同等の高度な技術とデザイン力を注ぎました。アール・ヌーヴォー風のデザインを取り入れた絵付けなど、時代の最先端の意匠を意識したやきものを創出し、便器の装飾にも用いました。

photo by. 梶原 敏英